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継続する力を身に付けるには、親や周りの大人の信念が必要

館長です。


第18回西三河・知多空手道選手権大会が開催されました。


毎年、OBが数人顔を出してくれますが、今年、2年振りに来てくれたA君の話をここに書きます😊


A君は中学生の時に入門してきました。

自分の意志で、高校受験の内申を上げるために、と😲


私は、

「内申は上がらないかも知れないけど、誰が見ても「この子なら」と思ってもらえるようにはしてあげられる、そのためには指導は厳しいがついてくるように」

と伝えました😳


(〈厳しい〉は怒鳴ったりすることではありません。〈少し高い要求をする〉ことです。詳しくはCRSメソッド講座で。)


A君が中学3年の時、A君に

「受験があるけど続けることで身に付くものがあるから敬信館を辞めないように」

と言いました。


A君は高校に入学してアルバイトを始めたが、うまくいかず…


こちらも何が足りないかは分かっていたので、空手道のみならず社会の話、人にとって何が大切かをよく聞かせました。


高校3年になる前に

「高3になるので空手を辞めたい」

と言ってきました。


私は

「高3になると次の進路を決めないといけないのは分かる。

で、辞めないと出来ないの?」

と言いました。


A君はその時、辞めるのを止めました。


高校3年の12月、自衛官になることが決まり、敬信館を辞めたいと言ってきました。


切りが良いので、というA君に

「切りって何?

あなたは自衛官になるんだよね?

1月から3月まで空手道を辞めて何するの?

自衛官になるならまず体力が大事。そこは考えたの?」

と私の考えを伝えました。


A君は辞めて引っ越しの準備をすると言いましたが、私は

「それは2週間もあればやれる」

と伝えました。


A君は12月には辞めず、駐屯地に引っ越す直前まで空手道を続けました。


そして、昨日。

A君が来てくれました。


まず最初に

「(自衛官)続いてるの?」

と本気で聞きました😅


4月から滋賀に研修で3か月、その後は千葉に行くことを教えてくれました。


肉体も精神も逞しくなったA君に、後輩達と腕立て伏せをやって欲しいと頼んだら、快く引き受けてくれました。



子供の頃は人前で何かをする子ではなかったが、続ける力がA君の自信となっているのが分かりました。




敬信館在籍中のA君を知る保護者が私に声をかけてくれました。


まるで一緒に育てたかのように感涙し、


「良かった😭😭良かった😭😭」と。


A君を呼び、

「A君は知らない人だけど、あなたが心配だらけの時を見ていた人があなたの成長に感動してるよ、嬉しいね☺️」

というと

A君も嬉しそうにはにかみ、保護者は泣きながら笑顔で(笑)…


人の温かさを感じる一幕でした💝


この日以外にも4月から就職するという子が母親と会いに来てくれ、

親子とも

「(敬信館を)続けて本当に良かった。子供が行きたがらない時に館長が協力してくれて続けさせれたお陰です」

と。


子供が投げ出しそうな時、

「もう少し続けよう」

と言うのに

こちらの判断と信念と覚悟、そして勇気が必要です。

相手の意思の反対を言う訳ですから。


私は圧力で辞めさせないようにはしません。

私の持論を話し、子供や親に考えさせます。

それに気付いた人が実行し、

「続けて良かった」

と思える日が来るのです。

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